はっしーのデジタルワーク

コンピュータ利用からデジタルに関わる様々なことを書き記します。

【忘備録】電子書籍の制作  

 我が友人の自費出版を電子書籍で行おうとするプロジェクトは、牛歩の如く進んでおります。

テキストも大方決まり、
中に多数挿入している、ご自身で描かれた絵画が100点近くあります。

描かれた絵を写真に撮っているのですが、サイズ小さすぎるので撮り直しをお願いしました。
それと、表紙をもっとインパクト強くしようと提案

データ形式は、EPUB2 と EPUB3 の両形式と、Kindle用の mobi 形式を制作してみた。
実機はないので、WindowsやMacのKindle Viewerだとか、MacやiOSのアプリである「iBooks」でどれでも表示できるところまでは完成!
あとは、画像データ、表紙の作成、書誌情報をどこまで書こうかとかの詰め
もう少しだ、頑張ろう! 途中で断念しては、性格診断が当たってしまう。

「続き」にデータ作成等の私の忘備録として技術情報をまとめておきます。
本当に興味をお持ちの方のみ、(続き)をご覧ください。

電子書籍の文化は、まだまだこれからです。
出版不況と言われる中なんですが、既往の出版社業界でも積極的な動きは乏しいです。
日本の場合、様々な権利関係が存在しているのも阻害要因かもしれません。

むしろ個人出版の場合には、自分の所有する権利だけで書籍データさえ作れれば、きっと誰でも簡単に出版できるようになるでしょう。



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Posted on 2015/06/01 Mon. 20:35 [edit]

category: epub

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電子書籍と紙の書籍で読み方が違う?  

電子書籍と紙の本で読んだ結果の読書感で違いがある。という調査結果です。

調査結果の概要は、物語の背景、登場人物、ストーリーの詳細に対する把握度については、同じような結果であったが、物語の時系列の把握に差異があったと、時間の流れが把握しにくくなっている。という結果があったようです。

原因として考えられそうな事は何でしょうか、と考えてみました。
(1)  断続的に読むことが簡単?
ブックマークつけて好きな時に簡単に位置を出せるよね!?
紙の本だって、栞はさんでおけば、電子書籍より早く読み始めたい場所開けますよね!

(2) 電子書籍の方が気が散りやすい
読書に飽きると、インターネットとか見るようにすぐ切り換えられますよね
だから、他の行動に移りやすい。気になった事が頭をよぎれば、直にネットにつなげられる。

(3) 紙の本の場合、栞の位置から視覚的に物語が全体の何%ぐらい読み進んでいるかが分かりやすいのか?
電子書籍も一番下にプログラスバー見たいの表示できるよな!?

でも、そもそも実験だから被験者は、自ら読みたい本を読んでいるとは限らない!
その場合に、電子書籍と紙の本で違いが出るのか?

あるいは、被験者が電子書籍で雑誌的なものしか読書体験がなかったというような影響が出るのか?
自分の場合は、タブレットで雑誌的なものを読む事が多いので、上記の(2)に該当しそうな気がします。
また、物語を読むなら、紙で読みたいと思うかもしれません。

■  本日のおまけ
テクノロジーの進歩により、町の中に新しい標識が現れるでしょうとのこと
考えると色々な事が思いつきそうですね。

コンテストやったら面白そうです。

・  この先、ハックされやすいゾーンですのでパソコンを始めとする電子デバイスを機内モードにしましょう
・  ここで目にするものは、実物ではありません。
・  あなたの脳は、スキャンされています。
等々











Posted on 2014/08/21 Thu. 23:04 [edit]

category: epub

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電子書籍を制作するためにepub3にどう対応していくべきか(その6)  

前回までに、epub3への対応方法としては、自分のワークフローにあった便利なツールが出てくるまでは、テンプレートとなるようなファイルを作成しておき、それをベースに手動で作り込んでいこうとの決意のもと、その大まかな手法を紹介してきました。(あくまで、自分の備忘録です。説明不十分な箇所もありますが、ご容赦ください。)

WYSIWIGで簡単にできるまでは、epub3の仕様を理解するためにも、この方法で行く事にしました。

最後の手順が、作成したepub3関連のデータをZipコンテナーに圧縮して最終のepub3化する部分です。

■ epub3へのZipコンテナー化の手順
このシリーズの最初の投稿で紹介した、ターミナルからzipコマンドで.epubファイルを作成する具体的な方法を説明します。

手順1:電子書籍化するフォルダのルートでターミナルを開く
ファインダーから指定したフォルダをワークフォルダとしてターミナルを起動させる方法は、以前の投稿で紹介しました。
ファインダー上で、フォルダを右クリックしてコンテキストメニューから「フォルダに新規ターミナル」を実行します。

手順2:mimetype を無圧縮でzipコンテナの先頭に配置する
zipコマンドで、次の処理を実行します。
  zip -0 -X ../(epub化したいファイル名).epub mimetype
※ −0は、数字のゼロです。
これで、電子書籍化したいフォルダの一つ上の階層に****.epubファイルが作成されます。この状態では、mimetypeが保存されているだけなので次の処理を行います。

手順3:残りのフォルダとファイルをzipコンテナに圧縮する
zipコマンドで、次の処理を行います。
※ これは、私が作成したフォルダ・ファイル構成の場合です。
 具体的には、META-INFフォルダとOEBPSフォルダ以下のファイルを全部zipコンテナに圧縮します。
  zip -r ../(epub化したいファイル名).epub META-INF/*
  zip -r ../(epub化したいファイル名).epub  OEBPS/*


■  (おまけ)epubファイルを指定フォルダに解凍する方法
(例)aaa.epub ファイルを直下のbbフォルダに解凍する方法は、ターミナルで次のようにコマンドを実行します。
  unzip aaa.epub -d bb

慣れてくると、このようにターミナルからコマンドを実行する方が、圧倒的に早く処理できます。








Posted on 2014/06/11 Wed. 18:23 [edit]

category: epub

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電子書籍を制作するためにepub3にどう対応していくべきか(その5)  

今回は、(その3)で固定化した「ナビゲーションファイル」と「パッケージドキュメント」の内容を紹介します。

■ ZIPコンテナー内のフォルダ及びファイルの配置
epub3化するフォルダ内は、以下のように構成するよう固定化しました。

¥Root¥    : ここが、ZIPコンテナーのルートです。
 ¥mimetype : 以前紹介しました固定内容の定義ファイルです。
        :ZIPコンテナー内の先頭に無圧縮で配置します。
 ¥META-INF¥container.xml : フォルダ名及びファイル名とも固定です。
        :記録内容は、以前紹介した通りです
 ¥OEBPS¥  : フォルダ名は固定化しました
  ¥navigation.xhtml : 以下に説明するナビゲーションファイル
  ¥standard.opf   : 以下に説明するパッケージドキュメント
  ¥(その他電子書籍用のフォルダ及びファイル)¥

  ※ META-INFフォルダ及びOEBPSフォルダの実際の状態のスクリーンショットを以下に示します。

SC_20140610_No1.png 

SC_20140610_No2.png
 
■ ナビゲーションファイルの内容
このナビゲーションファイルの名称は、「navigation.xhtml」としており、「パッケージドキュメント」内の<manifest>タグ内でナビゲーションファイル名及び相対パスを指定しています。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE html>
<html xmlns = "http://www.w3.org/1999/xhtml" xmlns:epub="http://www.idpf.org/2007/ops" xml:lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8" />
<title>****タイトル*****</title>
</head>
<body>
<nav epub:type="toc" id="toc">
  ※ この行は、パッケージドキュメントの内容とともに固定化しました。
<h1>**** 名称 ****</h1>
<ol>
 <li><a href="Text/Vol-1.xhtml">ボリューム1</a></li>
 <li><a href="Text/Vol-2.xhtml">ボリューム2</a></li>
  ※ この2行は、電子書籍コンテンツのファイルをナビゲーションファイルからの相対パスで指定。
</ol>
</nav>
</body>
</html>


■ パッケージドキュメント
「パッケージドキュメント」は、今回、Sigilで作成したepub2形式ファイルとの区別がつくよう、ファイル名は、「standard.opf」に固定化しました。全体の構成は、以下のようになります。

1行目は、おまじないの記述
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
2行目から<package>タグの実装になります。
<package xmlns="http://www.idpf.org/2007/opf" version="3.0" xml:lang="ja" unique-identifier="jpecode" prefix="ebpaj: http://www.ebpaj.jp/">
※ metadata タグ部
<metadata xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/">
  ....書誌情報等....
</metadata>
※ manifest タグ部
<manifest>
  ...ナビゲーションファイル、スタイルシート、挿入するイメージファイルを指定しておきます...
</manifest>
※ spine タグ部
<spine>
  ....電子書籍のコンテンツの読み込み順を記述します....
</spine>
</package>

■ パッケージドキュメントのmetadataタグ部
タイトルや著者の書誌情報を登録します。
<!-- 作品名 -->
<dc:title id="title">******</dc:title>
<!-- 著者名 -->
<dc:creator id="creator01">******</dc:creator>
<!-- 電子出版社名 -->
<dc:publisher id="publisher">*****</dc:publisher>
<!-- 言語 -->
<dc:language>ja</dc:language>
※ 将来的な置換えに対する対策として、タイトルのメタデータをDCMESとDCMI Metadata Termsで併記することが推奨されています。(詳しくは、別の機会に説明します)

■ パッケージドキュメントのmanifestタグ部
利用するナビゲーションファイルの所在、スタイルシート、コンテンツのxhtmlファイルを指定しておきます。
私の作成したサンプルを部分的に示します。※ 各ファイルの指定は、相対パスで指定します。
<!-- navigation -->
<item meナビゲーションファイルは、相対パスで位置を指定しています。
<!-- style -->
<item media-type="text/css" id="style" href="Styles/Style.css" />
<!-- image -->
<item media-type="image/png" id="cover01" href="Images/cover.png" properties="cover-image" />
<!-- xhtml -->
<item media-type="application/xhtml+xml" id="Vol1" href="Text/Vol-1.xhtml" />
<item media-type="application/xhtml+xml" id="Vol2" href="Text/Vol-2.xhtml" />

■ パッケージドキュメントのspineタグ部
spineタグ部では、電子書籍のコンテンツの読み込み順を記述します。

<spine page-progression-direction="rtl">
※ "rtl"は、Right to Left 右から左へ文章を流す、縦書きのための指定です。逆は、ltr です。
<!-- spine -->
<itemref linear="yes" idref="Vol1" properties="page-spred-right" />
<itemref linear="yes" idref="toc" properties="page-spred-right" />
<itemref linear="yes" idref="Vol2" properties="page-spred-right" />
※ propertiesの"page-spred-right"は、見開きのページで、右寄せで表示させるという、縦書きのための指定です。
逆は、page-spred-left です。page-spred-center (センタリング)も指定できます。






Posted on 2014/06/10 Tue. 19:29 [edit]

category: epub

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電子書籍を制作するためにepub3にどう対応していくべきか(その4)  

孤軍奮闘していました、 epub3での電子書籍制作の状況ですが、Sigilを利用してepub2で作成した電子書籍をepub3に移行させる事ができました。

とは言っても、ほとんどはエディターを使っての手作業でのフォーマット変更です。
パッケージドキュメントである.opfファイル他の構成については、「緊デジ.jp」のダウンロードサイトからリフロー版のテンプレートを入手して、それをベースにして手作業で構成して作成しました。

やはり提供されている様々なツールを利用するよりは、epub3の仕様内容を理解するためにも手作業の方がよいでしょう。(作業効率的ではないですが!)

私が依頼されている電子書籍は、挿絵を含む文芸作品でフィックス版ではなくリフロー版での対応となるので、この方法で進める事としました。
Sigilを凌駕する快適な制作ツールが登場するまでは、制作する電子書籍のタイプに応じて自作のテンプレートを複数用意するのが当面は得策ではないかと思っています。

epubファイルとしてのZIPコンテナーの制作は、Macのターミナルでコマンド2つで制作するのが一番早いでしょう。

細かな部分については、別の機会に紹介したいと思います。


Posted on 2014/05/23 Fri. 23:19 [edit]

category: epub

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