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はっしーのデジタルワーク

コンピュータ利用からデジタルに関わる様々なことを書き記します。

IT 小国エストニアの選択  


いつもご訪問ありがとうございます。
今日も皆様にとって良き日でありますように、

最近、興味を持たせてくれた国がある
バルト三国のエストニア
バルト三国として、ラトビア、リトアニアとともに名前だけは知っていた。

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オラフ教会の塔の上から

ソビエト連邦の崩壊によりいち早く独立したバルト三国。ソビエト連邦が崩壊したのは、1991年12月だが、その直前の8月に、エストニアはソ連からの脱退、独立の回復が宣言された。
1917年のロシア革命により1922年に成立したソビエト連邦は、70年と持たずその国体は消滅した。ゴルバチョフとグラスノチス(情報公開)とペレストロイカ(再構築:民主化への改革)の言葉が懐かしい。

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歴史を遡ると、エストニアは、17世紀頃にロシアに占領されるまでは、ドイツやスエーデンに支配されていたが、1918年に「エストニア第一共和国」として独立を宣言した。
1940年にソ連に侵攻され、流血と戦争を回避するためエストニアはソ連に併合されることを受け入れた。1941年には、ドイツとソ連の戦争によりナチス・ドイツの支配を受けたが、第二次世界大戦の終了とともに再びソ連に占領された。

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2004年3月には、NATO(北大西洋条約機構)へ加入し、5月にはEUへバルト三国は揃って加入した。
2007年12月には、、シェンゲン圏に組み込まれ、2011年からは通貨はユーロに変更された。

日本からエストニアに行くには、ヘルシンキを経由しバルト海(フィンランド湾)を大型フェリーで渡るのが手頃である。
もちろん首都のタリンには、国際空港が市街地のすぐそばにはあるが、プロペラ機や小型のジェット機が主となっているので、ヘルシンキからの船であれば、高速船やフェリーが複数社、1日10往復程度運行されているので便利である。
今回の旅行では、フィンランドのヘルシンキからフェリーに乗りエストニアの首都タリンを目指した。
タリンの港に着くと、港にはまだパスポートチェック用のブースは残っているものの、他の西ヨーロッパ諸国と同様に自由な行き来ができ、通貨もユーロが使える。

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3000人近くも乗れる大きなフェリー

エストニア人は、どちらかというとフィンランドのフィン族に近い民族。言語も近くお互いの言葉は普通に話してほとんど通じるという。
エストニアは、フィンランドに比べ物価はとても安く、物によってはフィンランドの半額近くも安い商品もある。
週末になるとフィンランドからお買い出し客でフェリーは満員となり、帰りの船にはお酒をカートで運ぶ光景を見ることができる。
エストニアからヘルシンキへ戻るときのフェリー客の中には、ウォッカを箱単位でボトルにすれば100本超えるか? カートに乗せた女性グループの客に遭遇した

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バルト海(フィンランド湾)を一路エストニアへ

エストニアに興味を持ったのは、もちろん美しい中世の街並みを残す世界遺産のタリンの旧市街地だけでない。

世界一のIT国家になっていることであった。

エストニアといえば、Skypeを作り出した国としても有名であるが、これだけではない。

周辺の多くの列強に支配され続けて来たエストニアが、国のアイデンティティを残すために考えたことは、
土地は占領されても、心は占領されない。エストニア人というアイデンティティをインターネットの仮想空間に求めたのである。
領土はなくなってもデータは残せる。そしてデータさえあれば再び国家は再生できるとの考えを持った。

エストニアは、2008年の段階から、今では仮想通貨などのIT用語としてニュースにも登場する「ブロックチェーン」という技術を最初に使い、強固なセキュリティを有する電子政府「e-Estonia」を作りあげたのだ。今では、行政サービスの99%が電子化されている。

また、2014年からは、e-レジデンスという概念を作り出し、要件さえ満たせば世界中の誰でも電子居住者としての資格を得ることができるのだ。
電子居住者といっても、実際にエストニアでの居住権が取得できるのではなく、エストニアでの起業、電子署名の使用、銀行口座の開設等が可能となり、ユーロを使った取引で仕事をするのであれば、一定の条件の元法人税を納付しなくてもよくなる。租税回避と同じように思われるが国家に認められた会社になれる。
https://estlynx.com/e-residency/?gclid=EAIaIQobChMItb3mwrWH3AIVyI2PCh0AhwfiEAAYASAAEgJYpPD_BwE

今では全ての国民に受け入れられており、国民はその利便性を享受している。税金徴収を主目的としているしか思われず、情報の漏洩を繰り返している某国とは異なり、透明性と信頼性で国民の支持を受けているのである。


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Posted on 2018/07/06 Fri. 15:52 [edit]

category: Travel

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